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自動車整備学校インフォメーション

〈トピックス〉群馬自動車大学校

GT―Rで高級車の知識と技術

小倉学園(小倉基義理事長)群馬自動車大学校(小倉基宏校長)は、日産自動車のプレミアムスーパースポーツカーGT―Rを6台実習教材車に導入した。国内はもちろん海外のスーパースポーツカーにも引けをとらない技術の日産の粋を結集したGT―Rを教材として活用することで、学生に対してプレミアムカーの整備に関する知識と技術を身に付けてもらおうと考えている。さらに、将来整備士となった時に学校の実習授業で使用したクルマの実習は特に記憶に残るもの。より良い整備士の育成につなげることが導入の狙いだ。同校は、実習授業で使用する教材車には国内外の各メーカーから豊富な車種を活用し、学生一人ひとりが少人数で実習を行えるように車両台数を多く備えるなどしている。在学中にさまざまな車に実際に見て触れることで多くの知識や技術の習得に役立てられることが特徴だ。卒業して就職した際に、在学中にさまざまな車種を通して学んだ事柄を生かすことができるようにしている。
同校に入学してくる学生の中には、自動車の知識が不十分な学生もいる。1年生では、最初はコンパクトカーなどで、基本構造を実習で学べるようにまずは教員が丁寧に指導を行い、学生の習熟度を見ながらステップアップしながら整備に対する知識と技術を身に付ける。他メーカーの高性能車やHVなどでも実習を行う。同校はさまざまな自動車メーカーの多様な車種に対応できる整備技術力を身に付け、企業から必要とされる即戦力となる人材を育成する方針だ。

※日刊自動車新聞2019年(平成31年)4月24日号より