“学び”の現場から 産学連携とエンジニアのいま
1)新発想で次世代モビリティーを
群馬大学次世代EV研究会
電気自動車(EV)を内燃機関車に代わる次世代の主流モビリティーと考えて研究に取り組む「群馬大学次世代EV研究会」。富士重工業のお膝元でもあり、群馬県内のサプライヤーを中心に100社以上が加盟し、EVの...
“学び”の現場から 産学連携とエンジニアのいま
2)車内空調に心拍情報を応用
芝浦工業大学 システム理工学部 運転支援システム研究室 伊東敏夫 教授
自動車のエアコンは、快適な移動には欠かせない装備だが、エネルギーの消費が大きく開発者にとっては悩みの種だ。特に電気自動車(EV)では、バッテリー容量の約50%を空調で消費するなど、自動車の電動化が進む...
“学び”の現場から 産学連携とエンジニアのいま
3)ロボットに「触覚」「力加減」
慶應義塾大学 理工学部 大西公平教授
産業用ロボットは自動車業界に限らず、ものづくりの現場では当たり前のように活躍している。しかし、プログラミング通りに同じ動きを繰り返すのは得意な一方で、力加減の調節が苦手だというのはあまり知られていない...
“学び”の現場から 産学連携とエンジニアのいま
4)〝人と共存する社会〟に焦点
大阪工大 ロボット工学の新学部開設
大阪工業大学は、2017年4月にロボットに関する研究を専門とする「ロボティクス&デザイン工学部」を新設する。既存の学科に加えて、ユーザーインターフェース(UI)の設計など「人とロボットの共存する社会」...
“学び”の現場から 産学連携とエンジニアのいま
5)人の感情を汲み共生するロボットを
大阪工業大学 ロボティクス&デザイン工学部 大須賀美恵子 学部長
ロボットの進化は、モビリティーのあり方を大きく変えようとしている。自動運転は、センサーや通信で得た情報を解析しアクチュエーターで車両の操作を行うなど、ロボット技術の応用が欠かせない。しかし、技術開発が...
“学び”の現場から 産学連携とエンジニアのいま
6)〝キャリア〟考える力養う
大阪市立大商学部 学生向けに講義
大阪市立大学商学部が開講する「キャリアデザイン論」は、1回生を対象に様々な職業や働き方への理解を深めるとともに将来に生かせるビジネススキルを学ばせる講義だ。様々な業界で活躍する人材をゲストに迎え、仕事...
“学び”の現場から 産学連携とエンジニアのいま
7)メーカーの開発時間制約〜大学が研究カバーできる
神奈川工科大学 自動車工学センター長 石濱正男 教授
神奈川工科大学(小宮一三学長、神奈川県厚木市)は、将来の自動車研究を担う人材の育成を目指し、自動車システム開発工学科を設置している。学生たちにこれからの自動車に求められる環境性能や安全性を教えている。...
“学び”の現場から 産学連携とエンジニアのいま
8)新たな産学官連携の研究拠点
名大のナショナル・イノベーション・コンプレックス
◆3Dシミュレーターなど充実した設備 次世代技術開発に貢献 名古屋大学の「ナショナル・イノベーション・コンプレックス(NIC)」は、新たな産学官連携の研究拠点として2015年6月に設置...
“学び”の現場から 産学連携とエンジニアのいま
9)ものづくり人材育成へグローバル教育
企業の採用担当者注目の大学1位 長岡技術科学大学 鎌土重晴 副学長
長岡技術科学大学(新潟県長岡市)は、日本に2校のみ設置される技術科学大学(技科大)として1976年に開学した。高等専門学校(高専)卒業生の進学の受け皿としてものづくり産業に活躍する人材の育成を目指した...
“学び”の現場から 産学連携とエンジニアのいま
10)より快適なシートを
信州大学 繊維学部 西松豊典 教授
信州大学繊維学部は、繊維と名の付く様々な素材の研究に取り組んでいる。かつては蚕糸や染色など布類の研究拠点だったが、現在は産業資材としての繊維に主軸を移し、最先端の科学技術を世に送り出している。自動...