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自動車業界トピックス

経産省、「CEV補助金」2次補正分の申請受付を開始

4月以降は840万円超が2割減額 ディーゼル車は対象外に

経済産業省は23日、2022年度2次補正予算分の「クリーンエネルギー自動車(CEV)導入促進補助金」の申請受付を始めた。昨年の11月8日以降に新規登録・届出をした車両が補助対象だ。新規登録日が3月31日の車両までは現行の22年度当初予算分の補助要件が適用される。4月1日以降の車両は、840万円(消費税別)を超える高額車の補助額を減らす新しい要件に切り替わる。

EVなどの販売を後押しする(日産アリア)

CEV補助金では、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)の購入費用の一部を補助する。昨年は軽EVの販売が想定以上に伸び、当初予算分の補助金が昨年12月末に尽きる事態となった。政府は追加予算として2022年度2次補正予算で700億円を確保。予算案を閣議決定した22年11月8日以降に登録・届出をした車両であれば補助の対象とする。

ただ、補助要件に関しては注意が必要だ。登録、届出日が3月31日までの車両は、22年度当初予算事業の補助要件が適用される。車両価格に関わらず、EVは85万円、軽EVとPHVは55万円、FCVは255万円(いずれも上限額)が補助される。

登録、届出日が4月1日以降の車両は、新しい要件に切り替わる。補助の対象車や上限額に変更はないが、車両価格が税別で840万円を超える高額車に関しては補助金を2割減額するほか、今年度は補助対象だったクリーンディーゼル車は対象から外れる。

4月からは一部の車両が減額や補助の対象外となる。登録、届出日が年度をまたぐ場合、顧客に対して丁寧な説明が求められそうだ。

※日刊自動車新聞2023年(令和5年)3月24日号より