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自動車業界トピックス

静岡県自動車整備指定工場会が初 1級受験の整備士向けに 試験対策講座を実施

静岡県自動車整備指定工場会(今野秀明会長)は、会員事業者で一級自動車整備士資格試験を受験する整備士に対して、試験対策講座を実施する。「専門的な高度の整備技術を持った一級自動車整備士が指定整備事業者には必要であるとの認識から現在、整備士として働いている二級自動車整備士が一級の資格取得にチャレンジできる環境作りを整備する」(今野会長)のが狙い。同会が資格試験取得のための講座を開催するのは、今回初めてとなる。

 現役の整備士が働きながら、試験勉強するのは容易ではなく、どのように勉強を進めていけば良いか分からないなど資格取得に向けたハードルが高い。今回の講座では、過去問題を使用した学習方法から過去問題の傾向、ポイントを解説することで、問題の趣旨を正確に理解しながら、学習の効果を高めることで試験合格につなげる。

講座は、来年2月までの計3回実施。第1回目は静岡県教育会館(静岡市葵区)で「試験対策プレ説明会」を行い、28人が参加した。あいおいニッセイ同和自動車研究所研修部の小島一郎技監を講師に迎え、受講に向けた心構えや、自宅で勉強する習慣を身に付けるための自宅学習の方法などを学んだ。

説明会に先立ち、坂井光藏副会長があいさつで、一級整備士の資格取得の重要性を説いた上で、「試験合格に向け、しっかりと勉強し、合格した暁には新たな時代の車の整備に取り組んで欲しい」と述べた。

今後、来年2月7、8日と15日、16日に2回、「試験直前対策講座」を行い、試験前の最後の追い込みを図る。

(静岡)

※日刊自動車新聞2022年(令和4年)10月25日号より