日刊自動車新聞社

企業の採用ご担当者の方は「モビナビの求人掲載」

メニュー

モータースポーツトピックス

ウエインズグループ
D1チームにエンジニア派遣

レース通じ人間力も成長

横浜トヨペット、トヨタカローラ神奈川、ネッツトヨタ神奈川の3社は、ドリフト競技の最高峰「D1グランプリ」に参戦するチームに、サポートエンジニアを派遣している。
横浜トヨペットのエンジニア田中倭人さんは、モータースポーツが好きで、自身でカートレースに出場することもあるという。2020年に初めてサポートエンジニアとして「チームトーヨータイヤドリフト」の一員に加わった。「自分から積極的に質問しチームに打ち解けていった」と話す。レース経験を通じて得たものは、「先を読み動く意識」や「集中力」など、整備スキルの向上につながる力ばかりではない。ドライバーやチームメンバーとのコミュニケーション力、周囲が求めるものに気づく洞察力など、社外のコミュニティに加わることで人間力の成長にもつながっている。今シーズンは経験者の一人として、初参加するエンジニアをサポートしている。富士スピードウェイで開催された初戦、チームの川畑真人選手が「GR86」で優勝を果たした。「個人で出場したレースよりチームでの勝利の方が嬉しい」と、店舗でレースの楽しさを伝えている。年々応募者が増えており、同社が取り組むレース活動は、一歩ずつ広がりを見せている。

※日刊自動車新聞2022年(令和4年)7月21日号より