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2018年新車販売 2年連続500万台超 軽が登録車をカバー

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が7日発表した2018年の新車販売台数は、登録車と軽自動車の合計で前年比0.7%増の527万2067台となり、2年連続で前年実績を上回った。500万台を超えたのは2年連続となる。登録車は同1.3%減の334万7943台で3年ぶりのマイナス、軽は4.4%増の192万4124台で2年連続のプラスとなり、軽が登録車のマイナスをカバーした格好だ。上期(1~6月)までは前年実績を下回ったが、夏以降に各メーカーが投入した新型車投入効果で暦年で回復した。

2018年の新車販売台数(速報)

登録車は7年連続で300万台超えとなった。上期は4.2%減の173万2358台と前年実績は下回ったが、下期は2.1%増の161万5585台となり、通年でマイナス幅を圧縮した。自販連は「3年ぶりに前年実績を下回ったが、過去10年間の平均値と比べると2.9%プラスとなる。マイナスながらそれほど悪くなかったのでは」としている。
登録車のブランド別では、トヨタやホンダ、スバルといった上位銘柄が減少し、需要全体を押し下げた。プラスとなった日産は「リーフ」やeパワーを追加した「セレナ」、マツダは「CX―8」などが好調に推移した。
2年連続で前年実績を上回った軽は、新車販売に占める比率が36.4%となり、前年より1.2ポイント上がった。ブランド別では、スバルを除く7ブランドが前年実績を上回った。軽販売をけん引したのは、ホンダの「N―BOX」とスズキの「スペーシア」で、年間を通じて両車種の好調が続いた。全軽自協によると「同2車種は新車効果が一巡しても販売ボリュームが大きく、好調は今後も続くのではないか」と見ている。

◆3カ月ぶり減少 12月
12月の新車販売台数(登録車と軽自動車の合計)は、前年同月比1.7%減の38万7525台で、3カ月ぶりに減少した。登録車は前年同月比4.4%減の25万879台で3カ月ぶりのマイナス、軽自動車は同3.6%増の13万6646台で6カ月連続のプラスだった。
登録車はマツダ「CX―8」やスバル「フォレスター」などのSUVやトヨタ自動車「クラウン」などが好調だったが、稼働日が前年同月と比べて1日少なかったことなどが影響した。軽自動車では、ホンダ「N―VAN(エヌバン)」やスズキ「スペーシア」が好調だった。

※日刊自動車新聞 2019年(平成31年)1月8日号より