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仕事研究コラム

自慢のメカニック

先輩から知識や技術を貪欲に吸収

日産プリンス山形 山形本店 サービス課 石田 敦也さん

石田敦也さんは、2021年入社、春から3年目を迎えるメカニック。高校卒業後に入社し、働きながら社内の研修制度を利用して3級自動車整備士の資格を取得した。現在は点検と車検を担当し、業務を通じて車の知識や作業技術を身につけている。将来は営業職を目指しており、接客応対をはじめ、適切なアドバイスや商品提案のスキルも日々養っている。
 中学、高校とバレーボールに打ち込んだが、ケガのため大学進学を諦めた石田さん。高校3年の秋に、思わぬ転機が訪れる。就職活動に向けて自動車運転免許を取得したのをきっかけに、車を運転する楽しさに目覚めたという。「車への興味が一気に湧くと同時に、自動車販売会社に就職したいという思いが強くなりました」と振り返る。
学校の後押しもあり、日産プリンス山形の面接を受けて入社した。「山形本店は自宅から近く、生まれ育った地元の会社で働けることに感謝しています」と語る。配属となったサービス課では、先輩社員による親切、丁寧な指導の下、知識や作業技術を貪欲に吸収する毎日だ。特に効率良く的確な作業を心がけ、実践力に磨きをかけている。
入社から1年後、3級整備士の資格取得に挑戦。会社のバックアップを受け、同期仲間3人で励まし合って勉強を続けた結果、見事試験に合格した。それが自信となり、成長意欲がさらに高まった。担当する業務では、接客応対、点検結果の説明、ワイパーなどの交換部品や付加価値商品の提案販売をお客さまの目線に立って行っている。
こうした姿勢はお客さまにもしっかりと伝わっている。提案販売したガラスの撥水コートが大変喜ばれ、その家族の車の施工も依頼される嬉しい出来事があった。「お客さまの役に立っているという実感が、仕事の大きなやりがいです」と胸を張る。
次の目標は2級整備士の資格取得だ。「知識と技術のさらなる向上を目指します。営業に配属された時、お客さまにさまざまな提案やアドバイスができるスタッフになりたいです」と将来像を明確に持って業務に励んでいる。

プロフィール

2021年3月日本大学山形高校卒、同年4月日産プリンス山形入社。2002年7月生まれ、20歳。山形市出身。趣味はバレーボールで、高校時代の先輩らと楽しみながら続ける。

会社概要

▽設立=1987年3月18日▽本社=山形市南二番町4―10▽代表者=小関眞一社長▽社員数=193人▽拠点数=10