嵐田さんは入社７年目で、テクニカルアドバイザー（ＴＡ）としてサービスフロントを担当している。「もともと整備士でしたが、出産して復帰後、サービスフロントになりました。慣れないこともありますが、店長や工場長などの周りの人たちに支えられて仕事をしています」と話す。
入社当初は整備士の資格を持っていなかったが、仕事をしながら入社１年目の３月に国家３級の資格を取得。入社５年目の３月には国家２級の資格を取得した。「先輩に教えてもらいながら車の勉強をして、合格することができました」と振り返る。
入社４年目には長女を出産した。「産休と育休を含めて半年間休暇を取得しました。店舗のスタッフが優しく、職場環境に恵まれていたので、辞める選択肢はなく、職場にすぐに復帰しようと思っていました」と現在の職場を気に入っている。
　家族が車好きで両親、祖父、叔父の愛車が日産車。点検で日産の店舗に来店することも多かった。「家族の影響で車好きになりました。整備士になりたくて、米沢工業高校に入学しました。高校卒業後は自動車整備学校への進学も考えましたが、当社の求人票に仕事をしながら資格を取得できるとの記載があり、入社を決めました」と現在に至った。
実際に仕事をしてみて「車を見ながら勉強できるので、自動車整備学校に行かずに、入社して良かったと思っています。整備士の時もフロントでもそうですが、故障の原因を見つけ、お客さまの不安を取り除き、お車をお渡しした時、喜んでもらえることにやりがいを感じます」と話す。
今後は「ＴＡの２級、その上の１級の資格を取得することが目標です」と語る。