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自動車業界トピックス

近運局、若手整備士と車座対話 業界の課題解決へ意見交わす 昨年に続き2回目

写真は22年の様子

近畿運輸局は12月1日、大阪市中央区の同局で「若手自動車整備士との車座対話」を開催する。2022年に引き続いて2回目の開催で、野中秀紀自動車技術安全部長らが近畿地区の若手のメカニック6人と話し合い、コミュニケーションを深める。国土交通省のキャリア官僚と自動車整備の現場で働く整備士が直接対話する機会はまれで、両者で問題意識を共有することによりメカニックの人手不足など課題解決の方向性や今後の有り様を探っていく。

整備士不足が顕在化して久しい現状で、国としても対策には力を入れている。2022年1月には岸田文雄総理が東京都内で同様の取り組みを実施した。現職の総理大臣がこうした会合に出席するのは極めて珍しく、政府レベルで問題を深刻に捉えている実態を示した格好だ。

この流れを受けて同年10月に近運局では村井章展前自動車技術安全部長が車座対話を開催した。今年は7月に自動車技術安全部長が交代したため、野中部長が主導役を務めるのは初めて。

今回は近畿2府4県から1人ずつ整備士が出席する。内訳は新車ディーラー4人、整備専業者2人。「就職前と後での仕事の中身や受け止め方の違い」や「若手整備士から見た整備業界のイメージ」などのテーマについて話し合う予定だ。

※日刊自動車新聞2023年(令和5年)11月22日号より