2020年の世界新車販売台数で、トヨタ自動車グループ(ダイハツ工業、日野自動車含む)がフォルクスワーゲン(VW)グループを抜き5年ぶりに首位となった。中国販売がけん引し、減少幅を抑えた。世界販売の合計はトヨタが同11.3%減の952万8438台、VWは同15.2%減の930万5400台だった。

 VWの中国販売が前年比9.1%減、北米販売が同17.4%減、欧州が同20.5%減だったのに対して、グループ全体の9割を占めるトヨタ単体の販売台数はそれぞれ同10.9%増、同11.3%減、同8.5%減と3大主要市場全ての増減率でVWを上回った。前年に3番手だった日産自動車・三菱自動車・ルノーの3社連合は同23.2%減の779万8919台と上位2グループと比べて減少率が大きかった。主要自動車メーカーではこのほか、19年実績が約770万台だったゼネラル・モーターズ(GM)が2月に実績を発表する予定。