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健康経営優良法人&SDGs

岩手ダイハツ 「倖せ」の好循環を常態化

プロジェクトをスタート

岩手ダイハツ(中田利光社長)は、積極的なCS(顧客満足)、ES(従業員満足)向上、地域貢献活動に力を入れている。いずれも企業の永続的な発展と地域に欠かせない存在であり続けるための、大切な要件としてキメ細やかに取り組みの歩を進める。今春、企業理念に基づく総合的な目標として「倖せプロジェクト」をスタートした。すべてが有機的につながり、響き合う「倖せ」の好循環を常態化させるのが目的だ。
 プロジェクトの頭文字の意味は、し=仕事を通して従業員の方々の成長を促す、あ=愛情を込めて従業員、お客様との絆を創る、わ=和気あいあいに時間と空間を持ちワクワクする職場風土を創る、せ=世代を超えて若い人から経験豊富な人まで自由に意見発言をしてそのアイデアが実践できる、などこれまでの土台をさらに進化させる企業風土づくりを目指している。
従業員が豊かに、充実した人生を送るための支援のひとつとして、ES面での改革も積み重ねる。積極的な職場環境の改善や福利厚生面の拡充など。例えば会社の未来を担う若手スタッフには、家賃補助など「若手生活支援」、成人式には「成人の日記念品」贈呈を新設。子供手当ての引き上げや後期高齢者同居者を対象とした親孝行手当て、三大疾病の診断時には特別療養休暇も新たに設けた。サービス部門では「少しでもいい環境下で作業をしてもらいたい」と移動式のスポットクーラーを全拠点に配置、今夏からは空調ファンで体温調整可能なサービスエンジニアウェアを全スタッフに配布した。
常に従業員が働きやすく安心できる環境を考え続ける。プロジェクトは従業員の意見、知恵、考え方を主体として、英知の結集を会社に反映するのが基本。従業員の自発的な発想の提案や話し合いのなかから、仕事へのやりがい、高いモチベーションに留まらず、ホスピタリティ精神の醸成にも大きくつながっている。また、すでに女性営業スタッフが全体の45%、女性管理職も5人と女性活躍の環境も整えている。