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仕事研究コラム

自慢のメカニック

いつかGTーR(R35型)の整備を

日産東京販売 板橋中台店 サービス課 係長 遠藤 達哉さん

入社11年目を迎える遠藤達哉さんが車に興味を持つようになったきっかけは、23歳のときに買った「シルビア(S15型)」だった。「マンガの影響で選んだ」という同車はいまも愛車で、メンテナンスやカスタム、サーキット走行などを楽しむ。メカニックの道を選んだのは、「自分が整備した車を自ら操ること」に魅力を感じたことがきっかけだった。

「将来は日産の販売店で働きたかった」ため、地元からも近かった日産栃木自動車大学校に入学。同社に入社した最大の理由は日産ハイパフォーマンスセンターが他県に比べても多かったから。「いつか『GT-R(R35型)』の整備がしたい」と、明確な目標を持って道を切り拓く。
現在は日産のサービス技術習得制度の中で最高峰となる「マスターテクニシャンHITEQ」を目指している。TS1級・TA1級はすでに取得済みで、あとは国家1級整備士資格を取得することが求められる。「自分のためだけに資格を取るのではなく、資格取得によって得られた技術や知識を周りにフィードバックしたい」と考えている。
こうした考えは若手の育成にも通じる。例えば、最近は外国籍のメカニックが新人として配属されることも少なくない。「理解しているだろうと思って話すのではなく、改めて確認することで結果的に時間短縮につながり、理解力も高まる」と感じている。
普段の仕事では、故障診断にやりがいを感じている。「つねに事象が起きているわけでなく、ある一定の条件下で出る現象もある。それを再現して診断して直すという流れを作り出す作業が面白い」という。目標はもちろんR35型の整備をすること。「お客さま対応の機会が増えれば、いままでの知識も生かせるはず」と考え、今後も知識と技術の習得に磨きをかける。

プロフィール

日産栃木自動車大学校 自動車整備科卒業。2012年に日産プリンス東京(現日産東京)に入社。趣味は仕事後のドライブやわかさぎ釣り、ベンチプレス。福島県喜多方市出身。36歳。

会社概要

▽設立=2021年7月 ▽本社=東京都品川区西五反田4-32-1 ▽代表者=竹林彰社長 ▽従業員数=2268人 ▽拠点数=新車117店舗中古車20店舗