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仕事研究コラム

自慢のメカニック

人それぞれ 直し方にも個性が

トヨタモビリティ東京 昭和の森ボデーペイントセンター BPエンジニア 菊池 裕加さん

BPエンジニアとしてキャリアを積む菊池裕加さんは、整備のエンジニアとして入社後、サービスアドバイザーを経験し、ボデー養成に応募。現在7年目を迎える。
エンジニアを目指したきっかけはバイクに興味を持ったこと。整備専門学校の体験授業に参加した時に工具の使い方や知らない工具を扱えることにも興味が湧いたという。「四輪だけでなく二輪の授業があることも面白いと思った」と振り返る。就職後はエンジニアとして忙しくも充実した毎日だったという。ただ、ダブルタイヤなどは体への負担が大きく、腰を痛めたことをきっかけにサービスアドバイザーへ職種を変更した。

ボデーは「実はずっと興味があった」という。きっかけは入社当時に配属された店舗で軽補修などを手伝ったこと。「チャンスがあれば挑戦してみたい」と考え、ボデー養成に応募した。実際に学んでみると「アドバイザーのときにも、書類上で修理内容は理解していたが、工程や直し方など理解しきれていないことが多いことが分かった」という。最も面白みを感じたのが「人それぞれ目も手も違うからこそ、直し方に個性がでること」。パーツの隙間などの調整やパテ盛りも人それぞれの違いが出る。そこが「難しい部分でもあり面白い部分でもある」と感じている。
心掛けているのは周囲とのコミュニケーション。「パーツや作業内容によっては一人ではできないこともある」からこそ、日ごろからコミュニケーションを大切にすることで頼みやすい雰囲気づくりに取り組む。「いまは早く一人前になりたい」と考えており、早くきれいに直せるように努力を続ける。

プロフィール

東京自動車大学校を卒業後、2007年に東京トヨペット(現トヨタモビリティ東京)入社。休日は仲間と秩父や青梅などにツーリングに出かけ、美味しいものを食べることを楽しむ。東京都東大和市出身。36歳。

会社概要

▽設立=2000年8月(トヨタアドミニスタ東京)。19年4月(社名変更) ▽本社所在地=東京都港区芝浦4-8-3 ▽代表者=佐藤康彦社長 ▽従業員数=約7700人 ▽拠点数=トヨタ店舗191(新・中古車)、レクサス24