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自動車業界トピックス

国交省、高校生向け整備士インターンの受入事業者募集期間を5/12まで延長

体験内容など作成に時間要するため

国土交通省は、高校生らを対象に実施する自動車整備工場の仕事体験(インターンシップ)事業について、受入事業者の募集期間を12日まで延長した。従来は4月28日だった。仕事体験の内容など受入プログラムの立案と作成に時間がかかるとして、受け入れを検討する整備事業者から募集期間の延長を求める声があったという。

インターンシップの実施期間に変更はなく、当初予定通り7月24日から9月16日までとする。受入事業者として同事業に参加を申し込む際、整備事業者は期間中に連続した3日間の実施日程を「仕事体験プログラム」としてまとめ、運営事務局に提出する必要がある。

この事業では、高校生や専門学生、大学生(卒業後3年以内の既卒者も含む)ら合わせて最大300人の受け入れを見込む。国交省は同事業のPRチラシを作成し、約500校の工業高校、約200校の専門学校などに配布する計画だ。生徒らの参加申込は6月1日から専用ウェブサイトで受け付ける。

受入事業者が作成した仕事体験プログラムをはじめ、事業場名、所在地などの事業者紹介は専用ウェブサイトに掲載され、これらの情報をもとに生徒らが整備事業者を選ぶ仕組みだ。事前オリエンテーションも開かれる。3日間の仕事体験終了後は、生徒らが作成した日報と整備事業者が回答する事後アンケートを運営事務局に提出してもらう。

この事業は、高校生らに自動車整備の仕事内容に対する興味や関心を持ってもらうため国交省が初めて実施する。

※日刊自動車新聞2023年(令和5年)5月8日号より