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モータースポーツトピックス

埼玉トヨペット
全社挙げ熱い戦い

埼玉トヨペット Green Brave

 埼玉トヨペット(平沼一幸会長兼社長)は2013年1月、モータースポーツ(MS)室を設立してチーム「Green Brave(GB)」を結成。活動方針に「多くの人たちにクルマの楽しさを伝える」「パドックで一番ファンサービスをするチームを目指す」「サービスエンジニア(店舗メカニック)と共にレースを戦う」を掲げる。GBには多くの店舗メカニックらが加わり、全社をあげた熱い戦いを繰り広げている。
GBは国内最高峰の「スーパーGT」から「スーパー耐久」「トヨタ ガズーレーシングGR86/BRZカップ」の3カテゴリーにフル参戦している。スーパーGTは第三戦の鈴鹿で第3位、スーパー耐久は第三戦を終え、「ST―Z」クラスで開幕3連勝を果たした。一方「トヨタ ガズーレーシングヤリスカップ」は「GRガレージ浦和美園」が運営し、レース参戦を希望するアマチュアドライバーに出場機会を提供している。
同社は毎年、シーズン前にサービス部とMS室が店舗メカニックを選定し(一部立候補制を導入)、年間を通じて参加する固定メカニックや1レースに限定したスポット参加の店舗メカニックを決めている。
レースに参戦した店舗メカニックはコンマ1秒で明暗を分ける過酷な極限状態を経験したことで、著しい成長を遂げている。時間管理の大切さや時間の組み立て方を学び、仕事の優先順位を見極める能力や臨機応変に対応できる能力を磨いた。また、ドライバーとのやりとりは、不具合の説明が一般ドライバーより具体的なため、原因を正確に見つける能力も養うなど、不具合解決の引き出しを増やした。同社の支店長やサービスマネージャーからは「自主性が目立つようになった」「また参加させたい」との声が寄せられている。
現在、全国から「レースが好き」「レースに参加したい」という若いメカニックが入社している。

※日刊自動車新聞2023年(令和5年)7月28日号より